矯正歯科治療診療のご案内
矯正の専門知識と経験豊富な矯正専門医がいます
![[写真]矯正専門医 宮井 敏先生](../img/service/kyousei/miyai.jpg)
宮井先生のHP:https://www.miyai-kyousei.com/
矯正専門医 宮井 敏先生よりご挨拶
悪い歯並びは虫歯や口臭の原因にもなり、話し方や発音にも悪い影響を与え、食べ物を噛み砕く力も弱くなり、あごの発育にも悪影響を与えます。見た目にも、悪い印象を与える場合もあります。つまり矯正治療を行うことは、歯並びを整えるだけでなく、一生使う歯を長持ちさせることに貢献し、健康にも、生活にも好影響を与えるものであると思います。
矯正治療は様々なやり方があり、症例や医師によっても方法は違います。しかし、実際にどのような治療方法があるのかをぜひ下記をご覧下さい。 実際にどのような治療が、その患者様にふさわしいかは、検査をして見なければ分かりません。その症例によって、治療期間や費用も大きく変わってきます。
どうぞ、歯列矯正や歯並びで矯正治療をお考えの方、また矯正治療に対するお悩みがある方は、お気軽に山林歯科医院へご相談ください。
宮井 敏先生 略歴
1979 3 月 日本歯科大学新潟歯学部卒業 日本歯科大学新潟歯学部矯正学教室助手 TP JAPAN 主催 日本歯科大学新潟歯学部矯正学教授 亀田 晃 ベッグライトワイヤーテクニック12日間6ヶ月コース チーフインストラクター連続29期(1993.5まで)
1983 4月 日本歯科大学付属新潟専門学校併任講師 歯友会歯科技術専門学校併任講師
1985 3月 歯学博士(臨床系歯科矯正学専攻) 日本歯科大学新潟歯学部矯正学教室講師
1986 4月 日本歯科大学新潟短期大学併任講師
1987 7月 ヨーロッパベッグ矯正歯科学会大会症例展示部門受賞
1990 4月 日本矯正歯科学会認定医登録
1992 4月 日本矯正歯科学会指導医登録
1996 4月 日本歯科大学新潟短期大学専任講師 W.F.O. 会員
1999 7月 ルイジアナ州立大学ジャック・シェリダン名誉教授と 日本で初の「Essix」セミナーのインストラクターとして ジョイントセミナー開催
2000 7月 オーラルケアー主催 Essix(ルイジアナ州立大学名誉教授ジャック・ジェリダン氏開発の矯正法)実践コース 講師
2005 4月 銀座メデントクリニック矯正専門担当医
2007 3月 甲北信越矯正歯科学会大会大会長
2007 7月 著書 ESSIXアプライアンスの臨床応用(オーラルケア)出版
2008 4月 日本歯科大学新潟歯学部歯科矯正学非常勤講師
2008 5月 日本PNF学会会員
2008 7月 INFA Gold Master(Face)取得
2008 9月 日本矯正歯科学会大会展示発表
2009 11月 クインテッセンス別冊掲載
2010 8月 矯正臨床ジャーナル8月号特別報告マウスピース型装置による矯正歯科臨床ー4掲載
2011 1月 CAPによる矯正歯科治療(装置の概要と臨床)(ロッキーマウンテン)共著
宮井先生による矯正治療の種類をご紹介します
全矯正治療(表側矯正)
●ホワイトコーティングワイヤー&セラミックブラケット
従来型のメタルのブラケットと違って、ホワイトコーティングワイヤーは、ワイヤーの廻りを歯の色と同じようにコーティングしたもので、装置時に目立たないようない配慮されています。組み合わせて使うセラミックスブラケットも近い色をしているため目立ちにくくなっています。装置も小さく、装着時に目立ちにくいのが利点です。
症例にもよりますが、6ヶ月~2年ほどかかります。

部分矯正治療(部分表側矯正)
●メタルワイヤー+メタルブラケットの実際の治療例
歯列の一部のみを対象に行う矯正治療です。舌側から行う見えづらい矯正治療や、通常のワイヤーによる治療と、舌側治療を組み合わせたコンビネーション治療もあります。
症例にも寄りますが6ヶ月~1年ほどかかります。

舌側矯正治療
●見えづらい矯正
舌側、つまり歯の裏側に装置を装着して行う矯正治療で、矯正していることが外からはわかりづらいです。
しかし、裏側に装着しているので、口の中が狭くなり、、舌の動きも若干制限され、発音に不敏な状態が生じやすいかもしれません。また違和感も多少あります。
症例にもよりますが基本的に2年6ヶ月~3年ほどかかります。

歯科用ベースプレート矯正
●目立たない矯正
ルイジアナ州立大学歯科矯正学講座教授ジャック・シェリダン氏の開発による樹脂のカバーを使った矯正方法。装着した様子が見えづらく、扱いが容易であることが特徴である。日本においては宮井先生が第一人者である矯正治療法です。
取り外しが可能で、装着も外から見えずらいので、患者様のストレスが少ない矯正です。

お子様の矯正治療について
一口に子どもといっても乳児期から学齢期まで実は様々なケースがありますが、ここでは基礎的な事柄についてご説明致します。
子どもの場合は当たり前のことですが、発育途中の段階にあります。
一部では発育途中ということから、しばらく様子を見ながら矯正治療を検討することを勧める場合もあるようですが、ある程度成長が進んでしまうと骨格に問題があった場合、不正咬合が進んでしまってから治療にかかると言うことになってしまいます。
子どもの矯正で大切なのは、その子どもの骨格が正常な発育をしているのかどうかをできる限り早く見極めることだと考えます。
短期間で不正咬合の兆候を見逃さずに見極め、速やかに治療にかかるべきなのではないでしょうか。
そう言う意味では乳歯の時期であっても決して早すぎると言うことはなく、むしろ早い時期から骨格全体を整えていくことで、スムーズな治療を実現できるのです。
発育を応用した矯正治療という考えもあるのです。
また、各治療の段階で必要最低限の治療をすることが大切です。 さらに治療の際に心がけることは、やはり、できる限りのストレスを取り除いてあげることです。
ヘッドギアのようなストレスのかかる治療を出来るだけしたくない。
そこで、考えたのがリップバンパーの利用法です。 遊びたい盛りの子ども時代を、縛り付けるような治療器具は、やはりつらいものです。
ヘッドギアのような矯正器具もありますが、ストレスの多い器具ですし、私自身は他の装置を応用しておりストレスの多い装置は出来るだけ使わないように心がけております。
そのために考えた治療の一つがリップバンパーです。
![[写真]子どもの歯科矯正器具「リップバンパー」](../img/service/kyousei/kids-treatment-01.jpg)
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
- 1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間〜1、2週間で慣れることが多いです。
- 2. 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 4. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- 6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- 7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 11. 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 13. 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 14. 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 15. 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 16. あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 17. より歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
医療費控除について
医療費控除と確定申告
歯科・歯列矯正は、医療費控除の対象となります。
歯科・歯列矯正の治療も医療費控除の対象となります。原則として10万円を超える多額の医療費を一年間に支払った人は確定申告をすれば税金が戻ってくるのです。
これは、成人でもお子様の場合でも同じ事でその多くは、専門医(日本矯正歯科学会の認定医)の診断書があれば認められます。
成人矯正の場合、美容目的とみなされ認められないのでは?と諦めている方 が多いようですが、実際は成人矯正でも「噛み合せの向上」が主な目的です ので、治療目的と承認される場合があります。 もちろん子供の矯正でも同じことです。
医療費控除について [平成17年4月1日現在法令等]
- 1. 医療費控除の概要
自分自身や家族のために医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。 - 2. 医療費控除の対象となる医療費の要件 納税者が、自分自身又は自分と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であること。 その年の1月1日から12月31日までに支払った医療費であること。
- 3. 医療費控除の対象となる金額 医療費控除の対象となる金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。
(実際に支払った医療費の合計額-イの金額)-ロの金額- イ 保険金などで補てんされる金額 (例)生命保険契約などで支給される入院費給付金、健康保険などで支給される療養費・家族療養費・出産育児一時金など
- ロ 10万円
(注)その年の所得金額の合計額が200万円未満の人はその5%の金額
- 4. 控除を受けるための手続 医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を提出してください。その際、医療費の支出を証明する書類、例えば領収書などについては、確定申告書に添付するか、提示してください。また、給与所得のある方は、このほかに給与所得の源泉徴収票(原本)も付けてください。
(所法73、120、所令262、所基通73-8) 参考:関連コード
医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例[平成17年4月1日現在法令等]
- 1.医療費控除の概要
自分自身や家族のために医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。 - 2.歯の治療に伴う一般的な費用が医療費控除の対象となるかの判断 歯の治療は、高価な材料を使用することが多く治療代もかなり高額になります。保険のきかないいわゆる自由診療になるものもあります。このような場合、一般的に支出される水準を著しく超えると認められる特殊なものは医療費控除の対象になりません。しかし、金やポーセレンをつかった義歯の挿入は一般的な治療ですから対象になります。
発育段階にある子供の成長を阻害しないようにするために行う不正咬合の歯列矯正のように、歯列矯正を受ける人の年齢や矯正の目的などからみて歯列矯正が必要と認められる場合の費用は、医療費控除の対象になります。しかし、同じ歯列矯正でも、容ぼうを美化したりするなどのための費用は、医療費控除の対象になりません。
治療のための通院費も医療費控除の対象になります。小さいお子さんの通院に付添が必要なときなどは、付添人の交通費も通院費に含まれます。通院費は、診察券などで通院した日を確認できるようにしておくとともに金額を記録しておくようにしてください。通院費として認められるのは交通機関などを利用したときの人的役務の提供の対価ですから、例えば、自家用車で通院したときのガソリン代や駐車場代等といったものは、医療費控除の対象になりません。 - 3.歯の治療費を歯科ローンにより支払う場合
歯科ローンは、患者が支払うべき治療費を信販会社が立替払をして、その立替分を患者が分割で信販会社に返済していくものです。したがって、信販会社が立替払をした金額は、その患者のその立替払をした年の医療費控除の対象になります。なお、歯科ローンを利用した場合には、患者の手もとに歯科医の領収書がないことが考えられますが、この場合には、医療費控除を受けるときの添付書類として、歯科ローンの契約書の写しを用意してください。
(注)金利及び手数料相当分は医療費控除の対象になりませんからご注意ください。 - 4.医療費控除を受ける場合の注意事項
治療中に年が変わるときは、それぞれの年に支払った医療費の額が、各年分の医療費控除の対象となりす。 健康保険組合などから補てんされる金額がある場合には、医療費から差し引く必要があります。 ※Copyright : 国税庁